高用量のオレキシン拮抗薬投与がナルコレプシー症状を誘発する

 オレキシンの拮抗薬であるベルソムラ®やデエビゴ®は不眠症の治療に使われます。この拮抗薬には、オレキシンの覚醒機能を弱め睡眠へ導入する効果があります。しかし、オレキシンの働きを「完璧に」ブロックしてしまうと、情動脱力発作(カタプレキシー)や金縛り、入眠直後のレム睡眠など、ナルコレプシーの症状を引き起こします。大丈夫なのでしょうか?

 マウスに、ヒトでの用量の250〜1000倍のオレキシン拮抗薬を1週間にわたって投与した後、1週間休止し、再び投与した場合に、情動脱力発作が起こることが分かりました。

 処方通りに内服すれば非常に安全な薬であることが改めて確認されました。

Kaushik et al. SLEEP 2021🔗

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