Orexin– category –
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高用量のオレキシン拮抗薬投与がナルコレプシー症状を誘発する High doses of orexin antagonists induce narcoleptic symptoms
オレキシンの拮抗薬であるベルソムラ®やデエビゴ®は不眠症の治療に使われます。この拮抗薬には、オレキシンの覚醒機能を弱め睡眠へ導入する効果があります。しかし、オレキシンの働きを「完璧に」ブロックしてしまうと、情動脱力発作(カタプレキシー)や... -
オレキシンは運動と摂食のエネルギーバランスを調整するOrexin neurons modulate energy balance between appetite and exercise
オレキシンはもともと食欲を促進するペプチドとして見いだされました。オレキシンが働かないと肥満することが知られています。ではオレキシン1型受容体と2型受容体はどのような役割をもつのでしょうか? 各オレキシン受容体欠損マウスを調べたところ、1型... -
オレキシン受容体アゴニストが敗血症に有効 Therapeutic potential of orexin receptor agonist for sepsis
重篤な全身性の感染症である敗血症のために、年800万人ものひとが世界中で亡くなっています。動物実験によって、オレキシン受容体アゴニストが敗血症に有効である可能性を示しました。 Ogawa et al. eLife 2016🔗 -
オレキシン受容体作動薬 Orexin receptor agonist
オレキシンの睡眠促進作用を反映して、オレキシン受容体アンタゴニストが不眠症の薬として承認されています。世の中には多くの睡眠薬がありますが、そのほとんどはGABAA受容体という同一の標的分子に作用します。一般的に、薬の効果や副作用は人によって大... -
オレキシン Orexin
オレキシンは睡眠覚醒、エネルギー代謝、報酬行動等の制御に関与する重要な神経ペプチドです。オレキシンをつくる神経細胞は視床下部外側野に限局していますが、その軸索は広範囲の脳領域に投射しており、オレキシン受容体を介して標的神経細胞に作用しま...
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